テント設営に便利なロープワークで前回は『もやい結び【ボーラインノット】』をご紹介しました。

今回は2つ目の『自在結び【トートラインヒッチ】』をご紹介したいと思います。
自在結び【トートラインヒッチ】
『自在結び【トートラインヒッチ】』とは別名『張り綱結び』と呼ばれ1本のロープをテンションかけてピンと張り、緩まないように固定でき自由にテンションを調節できる優れた結び方です。
テント設営では通常、テント付属のロープを使うと思うのですが元々『自在金具』が付いていますので活躍する機会は少ないでしょう。
しかし、『自在金具』が破損したり紛失した場合にこの結び方をマスターしていたらきっと役に立ちます。
知ってて損はしませんので是非マスターしましょう♪
正しい自在結び【トートラインヒッチ】の結び方
自在結び【トートラインヒッチ】は独自のアレンジで様々な結び方が存在します。
最終的には自分のやりやすい方法が1番ですが、まずは正しい結び方をご紹介します。
Ⅰ 左上の金具をペグ等と仮定して↓のように通します。
Ⅱ AをBの下から通します。このときA側のロープは余裕を持って長めにしておくとやりやすいです。
Ⅲ 持ってきたAの先端を↓のように通し
Ⅳ B側の方に少し引きます。
Ⅴ 持ってきたAを更にBの下から通して
Ⅵ 1回転
Ⅶ 2回転巻きつけます。
Ⅷ Aの先端をBの上から通して
Ⅸ 輪に通して引き絞り形を整えて完成です♪
Ⅹ テンションをかけるときは↓のように①→②の順に引くとピンと張ることができます。
①と②の2箇所で摩擦が起きるので張ったまま緩みにくくなります。
私流の『自在結び【トートラインヒッチ】』のやり方
私は正しい『自在結び【トートラインヒッチ】』の結び方を少しアレンジしてオリジナルでやっています。
理由はこちらのやり方の方が『ダブルフィッシャーマンズノット』で結んだ後の先端が綺麗なので♪
手順は↑のⅠ~Ⅵまでは同じです。Ⅵまでの結びを引き絞って↓のようにまとめます。
AのロープをBに上から通して先ほど作った結び目方向に2回転↓のような輪を作ります。
Aの先端を今作った2つの輪に通して引き絞れば完成です♪
張ったり緩めたりは同じやり方でできます。
この『自在結び【トートラインヒッチ】』ができるようになると様々な場面で役に立ちますので是非マスターしましょう♪
その他、カラビナを2枚使った『ガルダーヒッチ』というやり方もあるので後の記事でご紹介しますね♪
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