いよいよ出航し大海原へ出たルフィは早々に大渦に飲み込まれ、女海賊“金棒のアルビダ”の船で拾われて、“雑用係のコビー“と出会う。
- 海のヲタク コビー
- “魔獣”海賊狩りのゾロ
- くいなの死
- 権力と正義
- それぞれの覚悟

① 海のヲタク コビー
ある日釣りに行こうと乗り込んだ船がまさかの女海賊“金棒のアルビダ”の海賊船で、そこから2年もの間“航海士”兼雑用係として強制労働を強いられているコビー。
人一倍“海の知識”があるというアルビダのセリフからもわかるようにコビーからは様々な情報が出てきます。
ここでいう“海の知識”とは単に航海術といった類のものだけでなく海の上での出来事に対する情報をたくさん持っていたと考えられます。
コビーのセリフで気になったものは
『海賊王ってゆうのはこの世の全てを手に入れた者の称号ですよ!!? つまり富と名声と力の“ひとつなぎの大秘宝”・・・あの『ワンピース』を目指すってことですよ!!?』
『あのゴムゴムの実を食べただなんて驚きました』
特に“ゴムゴムの実”に関しては『あの』って言ってますから何らかのニュースが流れたんでしょう。
②“魔獣”海賊狩りのゾロ
ここで『1人目』”ロロノア・ゾロ“登場、この時“魔獣”と呼ばれていました。
魔獣とは『人知を超えた能力を持つ獣』『人を虐げる存在。あるいは畏怖の対象』とありますがここでの魔獣とは後者の事でしょうね。
ですが、海軍に捕まった理由やリカちゃんが作った泥まみれに踏みつけられたオニギリを残さず食べ、『うまかった ごちそうさまでした』と口にする様は魔獣の印象とはかけ離れているように思いますね。
口にした言葉に絶対的な責任を持ち約束は必ず守る。
1本筋の通った男気に“世界一の大剣豪”という野望、、、海賊王の右腕として申し分ない信頼に足る仲間ですね。
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③くいなの死
約束を守る気のない海軍に銃を向けられ、過去を思い出すゾロ。
幼少期に通っていた道場の一人娘の“くいな”に大人をも倒していたゾロはトータル戦績“0勝2001敗“。
しかも、手も足も出ないほどのボロ負け。
こんなに強い人間が『階段で“転んで“・・・死んだ!!!』
え??
100歩譲って、いや10000歩譲って“落ちて”死んだのであればまだ納得はできますが、、、
くいなは女であることを悔やんでいる。『巻零』の1コマに道場の先生が出てくるのですがそこでこう言います。
『この子には道場を継がせたかったが・・・女の子ではねェ・・・』
『巻零』には現在、絶賛活躍中のキャラの過去の描写がいくつか出てきますが、わざわざこのコマを描いた意図、、、 尾田先生の何かしらの匂わせなのかもしれませんね。
ちなみに“くいな”という鳥が居ますが、漢字で“水雉”と書きます、、、『雉(キジ)』です♪
④権力と正義
この章、通しで“斧手のモーガン”と“ヘルメッポ”の親子がクソ過ぎて鼻につきます。
本来は弱者を救う立場にあるはずの海軍基地のトップにいる“大佐“が町の人たちを虐げている、腕っぷしで恐怖を植え付けている。
親の立場を利用し好き放題のバカ息子。
小さな女の子ですら気に入らなければ処刑する、、、
まさに“魔獣”そのもの。
『偉い人間がやる事は全て正しい!!!!』
権力を振りかざし自分にとって都合の良いように“正義”の解釈を変え、傍若無人な振る舞い。
世界政府直下の海軍も統一の理念で動いているわけではなさそうです。

⑤それぞれの覚悟
“海賊王”
“世界一の大剣豪”
“海軍将校”
それぞれが夢の為、命を賭して目指す覚悟。
ルフィは『おれがなるって決めたんだから その為に戦って死ぬんなら別にいい』と言い、
コビーは『このまま雑用で一生を終えるくらいなら!!海軍に入る為命を懸けてここから逃げ出すんです!!』と叫び、
ゾロは『なにがなんでも生きのびて おれは おれのやりたい事を成し遂げる!!!』と心に誓う。
そして、ここが3人の夢の為の新しいスタート地点のような気がします。
“偉大なる航路(グランドライン)”を目指し出航!!
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